価格設定の秘訣

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転売ビジネスに限らず、物販ビジネスにおける
販売価格の設定は非常に重要です。

高く設定してしまうと売れずに不良在庫となりますし、
安く設定してしまうと売れたとしても損をしてしまいます。

ここでは、販売価格の設定方法を解説しています。
しっかりと熟読して損の無い価格設定をしていきましょう。

仕入れ値を基準に価格設定をしてはいけない。

価格設定と聞くと「5000円で仕入れた商品だから8000円ぐらいで
販売しよう」と仕入れ値から価格を設定する人がいるようですが、
この価格設定ではまず売れません。

この様に仕入れ値から設定した価格を希望価格と言います。

あなただけがその商品を販売しているのであれば、
希望価格でも売れるかもしれませんが、Amazonには多数の
ライバル出品者がおり、商品には相場と言うものが存在します。

他の出品者が6000円程度で販売しているのに対して、
8000円という価格設定をしてもまず売れませんよね。

転売ビジネスの価格設定は、その商品を販売している
ライバル出品者の価格を参考に設定することになります。

同一コンディションの最安値を基準にする。

価格設定の基本は、あなたが出品する商品と同一コンディションの
最安値を基準にすることです。

Amazonでは出品する商品のコンディションを、
下記の5つに分類しています。

・新品
・ほぼ新品
・非常に良い
・良い
・可

コンディションの詳しい解説は、下記のページを参照してください。
Amazonマーケットプレイス コンディション・ガイドライン

仮に「非常に良い」商品を販売するのであれば、「非常に良い」商品の
最安値を基準として販売価格を設定します。

商品状態を考慮する。

特に中古品にいえる事ですが、同一コンディションの商品であっても
その商品状態は千差万別です。

自身の商品が最安値の商品より良い商品状態なのに、
最安値で販売しては損をしてしまう可能性があります。

もう少し高く売れるかもしれませんよね。
実際に高くてもコンディションが良ければ売れます。

同一コンディションの最安商品の説明文を読み、
付属品の有無や商品状態(傷や歪みの有無)などを確認してください。

自身の商品の方が優れている(状態がよい)場合は、その一つ上の商品
(同一コンディションで価格が次に安いもの)の説明文を読み、
同様の確認をしましょう。

この作業を繰り返し、同一コンディションでも自身の商品と
ほぼ同じ状態の商品を見つけ、その商品の価格を基準とします。

FBAを利用している場合。

同一コンディションでFBAを利用している商品があれば、
その価格を基準とします。

このとき、前述したように商品状態を考慮することを
忘れないでください。

FBAを利用している商品が1つも無い場合は、同一コンディションの
同じ商品状態の商品価格を基準としますが、少しぐらい高値を設定しても
売れる傾向にあります。

私の場合は、下記の様に算出していました。
⇒ 販売価格=最安値+送料(Amazon)+最安値×10~30%

ただ、販売価格を強気にして売れないと値下げをすることになりますので、
最安値を基準として高く売れたらラッキーぐらいの気持ちが良いかと思います。

同一コンディションの商品が無い場合

別コンディションの価格を参考にします。

「非常に良い」商品の場合であれば、「ほぼ新品」の最安値と
「良い」の最高値の間で価格設定します。

例えば下記の様な場合

良い:1000円
良い:1200円
良い:1500円
ほぼ新品:3500円

1500円~3500円の間で価格を設定します。

高く売りたい場合は「ほぼ新品」の最安値よりの価格設定にすると
良いですし、早く売りたい場合は「良い」の最高値よりの価格設定に
すると売れやすくなります。

「良い」の最高値が「ほぼ新品」の最安値より高い場合などは、
「ほぼ新品」の最安値より安く最も近い価格を参考にしてください。

良い:1000円
良い:1200円
良い:1500円
ほぼ新品:3500円
良い:4000円

上記の場合は、1500円~3500円の間で価格を設定します。

販売価格の決め方

ここまで基準値の話をしてきました。
最後に基準値から販売価格を決める方法をお伝えします。

例えば、下記の様な場合。

非常に良い:1000円
非常に良い:1500円(同一)
非常に良い:2000円

同一コンディションで自身の商品に近い状態の
商品は1500円で販売されています。

この時、販売価格は1500円前後で設定します。

早く売りたいのであれば、1500円より少しだけ
安い価格を設定します。

例えば1400円など。

なぜ100円だけ価格を下げているかと言うと、
基準値とした商品より上段に商品を掲載したいからです。
そうした方が、若干売れやすくなるからです。

1400円で価格設定をすると商品の並び順は
下記の様になります。

非常に良い:1000円
非常に良い:1400円(自身の商品)
非常に良い:1500円(同一)
非常に良い:2000円

少しでも高く売りたい場合は、1800円など基準値より
高く設定しても構いません。

非常に良い:1000円
非常に良い:1500円(同一)
非常に良い:1800円(自身の商品)
非常に良い:2000円

こうすると、自身の商品がなかなか売れないように感じますが、
実際には1000円や1500円の商品を抜いて一番に売れることもあります。

その秘密は「商品の説明文」です。

購入者は同じような状態の商品が複数ある場合、
説明文が不十分な安い価格設定の商品よりも
説明文が充実している高い価格設定の商品を
選ぶ傾向にあるからです。

しっかりとした説明文を掲載しておけば、
少々強気な価格設定をしても早く売ることができます。

説明文に関する詳しい解説は、下記のコンテンツを参照してください。
説明文に必ず書かなければいけない10のポイント

基本的な価格設定の方法を解説しました。

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