個人から商品を仕入れる時の買い取り金額の算出方法
買取り金額を算出する方法
個人から商品を仕入れる時は、Amazonの販売価格を参照して、
十分な利益が獲得でき、さらに売り主に納得してもらえる金額を
算出する必要があります。
買い取り金額を算出する式は下記の通りです。
買い取り金額=Amazonの最低販売価格-必要経費-希望利益
必要経費の内訳
・販売手数料(販売価格×販売手数料率)
・梱包費(FBAへ納品する際の梱包費)
・FBAへの送料(FBAへ納品する際の送料)
式に出てくる項目を個別に解説していきます。
Amazonの最低販売価格
Amazonの販売価格を決める時は、同一コンディションの
最安値を基準にするとお話ししました。
詳しくは「価格設定の秘訣」を参照してください。
個人から商品を仕入れる際にも、同一コンディションの最安値を
基準とすることに変りはありません。
販売手数料
販売手数料の求め方は、販売価格×販売手数料率で
求めることができます。
販売手数料率は、商品のカテゴリーによって異なってきます。
詳しくは下記の公式ページを参照してください。
⇒ 出品手数料と価格設定
例えば、3000円で書籍を販売する場合は、
3000円×15%=450円となります。
販売手数料を簡単に求めたい場合は、下記のサイトが役立ちます。
⇒ FBA料金シミュレーター(ベータ)
上記のサイトを利用して手数料を計算する方法は、
下記のコンテンツを参照してください。
⇒ Amazonの手数料を計算する方法
梱包費
FBAの倉庫へ納品するための梱包費です。
「仕入れるべき商品の見分け方」でも解説していますが、
商品の梱包費用を正確に算出するのは困難です。
慣れてくれば商品を見るだけで梱包費が分かるようになりますが、
最初のうちは、大よその梱包費で計算するようにしましょう。
書籍やディスク系の小型商品であれば100円程度。
おもちゃなどの中型商品であれば200~300円程度。
家電製品などの大型商品であれば500円~程度。
梱包費は多めに見積もっておけば、以外に費用が掛かっても
利益を圧迫する可能性が低くなります。
FBAへの送料
FBAの送料もどの程度の商品を同時に送るのか
どの程度のサイズの商品を同時に送るのかで
大きく変動してきます。
個別に送料を算出することは困難ですので、
大よその送料で計算するようにしましょう。
例えば、宅急便などでまとめて商品を送る場合、
業者によっても変ってくるのですが、大よそ25~30キロ
程度を同時に送ることができます。
送料が2000円だとすれば、
10個の商品を詰めれば1個あたりの送料は200円
20個の商品を詰めれば1個あたりの送料は100円となります。
この様に大よその送料を計算してください。
希望利益
最後に希望利益を決めましょう。
希望利益は算出するのではなく、自身で決めます。
ただ、適当に決めればよいというものではありません。
この希望利益は「○○円の利益がほしい」と決めてはいけません。
売り手が納得するような買い取り金額になるように決める必要があります。
利益を取りすぎると買い取り金額が下がってしまい
売り主が納得しない可能性が出てきます。
逆に希望利益を下げすぎると買い取り金額は高くできますが、
必要以上に利益を下げることになってしまいます。
希望利益の決め方は、後述している解説を参照してください。
希望利益の決め方
希望利益の決め方は、販売価格-必要経費の残金を
売り主と自身で分けるという考え方をします。
例えば、販売価格-必要経費=5000円とした場合、
この5000円を売り主と自身とで分けるわけです。
50:50、60:40、70:30という感じですね。
この割合は自身で決めればよいのですが、最初のうちはとりあず
50:50の割合で行われてはいかがでしょうか?
5000円であれば、売り主が2500円(買い取り金額)、
自身が2500円(利益)となります。
割合は微調整しながら最終的に決定すればよいのですが、
人によって割合を変更するのは避けたほうが良いでしょう。
50:50と決めたら、全ての買取りでその割合を通します。
利益の出ない商品の買い取り金額は?
個人から商品を仕入れる場合、その商品が全て利益の出る
商品であるわけではありません。
それどころか、利益の出ない商品の方が多いくらいです。
そんな商品の買い取り金額はどうすればよいのでしょうか?
一番良いのは査定を0円として、買い取らないのがベストの選択肢でしょう。
ですが、個人から買取りを行う場合は、全ての商品を買い取った方が、
相手に良い印象を与えることができます。
そこで、0円と査定するのではなく、ある程度の金額を付けるようにします。
10円とか、20円とか、とにかく買い取り金額を付けましょう。
売ることができない商品の買い取り金額は?
破損しているなど売れない商品はさすがに買い取る必要はありません。
この場合は、査定を0円としてOKです。
査定0円の商品は、「持ち帰って処分しましょうか?」と
売り主に持ち掛けてみましょう。
売り主は不用品を処分したい場合が多いので、
この手の提案は相手に好印象を与えることができます。
好印象を与えておくと、知人などを紹介してもらえる
可能性が若干ですがUPすると思います。
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